ぽよろぐ

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数字に基づいた電力会社の見直し

昨年末に1LDKアパート(45m^2)から3LDK戸建て(75m^2)に引っ越したら、電気代が3倍に跳ね上がった。これまで3,000円くらいだったのが、1月の請求は290kWhで9,000円弱だった。

電気代の値上げをきっかけに電気会社を見直した結果、毎月1,000円ほど電気代が安くなった。この記事では電気会社の見直しのプロセスとその結果を示す。

うちの電気使用量の内訳

電気代の値上がりのきっかけは、大きな家に引っ越したことだった。引っ越しにあたって新調されたのがこちらの家電たち。このどれかが悪さをしているのだろうか…?

  • リビングのエアコン…これまでのアパートでは小型のものだったのが、引越し先では大型になった。
  • ビルトイン食洗機
  • 浴室乾燥機…基本的に24時間換気、衣類乾燥もついている。
  • リビングにホームシアターとしてプロジェクターとオーディオ

 

電気代の見直しの第一歩として、うちにある家電製品ごとの消費電力の内訳を見ていく。やったことはこんな感じ。

  1. うちの家電をリスト化し、それぞれの消費電力[kW]を(できれば消費電流も)説明書を見て調べる
  2. 普段の使用状況を参考に、毎日の稼働時間(IHヒーターは平日は1日30分くらい使ってるかなぁ、とか)と稼働率(IHヒーターの最大火力を100%としたときに、だいたい普段60%くらいでつかっているよなぁ、とか)を割り振り、それらを消費電力にかけて実質的な消費電力量[kWh]を得る。
  3. 電力使用量を計算し、実際の請求書と見合わせて精度を上げる

その結果得られたのがこちらのグラフ。

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我が家の1ヶ月の電気使用量

気づいたことと改善案

  • リビングのエアコンがダントツでエネルギーを食っている。これまでリビングに居る時間が長かったが、より小さい部屋で過ごした方がエネルギー効率がいい。リビングのエアコンは、これまでのものよりサイズが大きいため消費電力も大きい。  
  • 洗濯物を乾かす系家電(洗濯乾燥機と浴室乾燥機)も電気使用量が大きい。ただこれは便利すぎてもう手放せない。乾燥機のメンテをして、なるべく効率よく動いてくれるようにするくらい。
  • ホームシアターは(使用頻度が低いのもあり)比較的電力を食わない。生活費を見直す際、趣味系のものがまっさきに槍玉に挙げられがちだが、ホームシアターは正義だ。
  • 意外と削れそうなのはリビングの照明。LEDだから低消費電力と思っていたが、小さい照明が数多くあるタイプなので意外と消費している。こまめに消す、必要なところのみつける、などできそう。

まとめとして、労働を家電が肩代わりしてくれているんだから、電気代の増加は妥当だよね、という結論になった。

電力会社見直し

各社の電気料金比較

電気会社の料金設定は、毎月の電気の使用量に応じて異なる。電力会社の見直しには、1ヶ月におおよそどれくらいの電力を使っているかを知ることが重要だ。今回の見直しからわかったことは、うちはどう頑張っても1ヶ月に300kWh使うのが上限であろうということ。

今現在契約しているENEOSでんきを選んだ反省は、引っ越しの際に「電気代一括見直しサイト」のようなサービスを介して、おすすめのままに登録してしまったことだ。あの手のサービスってアフィリエイトの還元率が高いものを勧める傾向があるので、信用できない。

そこで、各社の電力料金を比較して、300kWh使う家での最適な電力会社を選定する。

比較するのは、現在私が契約しているENEOSでんき、そして基準となる東京電力に加えて、いくつかの電力比較サイトからオススメされた、LPIOでんきとLOOOPでんき。以下に電力料金の一覧を示す。LOOOPでんきは従量によらず一定金額なのが売りだ。

  東京電力 ENEOSでんき LPIOでんき Looopでんき
基本料金(スタンダードプランS相当の60Aプラン) 1684.8 1684.8 1583.71 0
従量料金 ~120kWh 19.52 19.52 18.31 26
120~300kWh 25.98 24.09 22.62 26
300kWh~ 30.02 25.75 25.31 26

これを、横軸:電力使用量、縦軸:料金のグラフで表すと以下の結果になる。このグラフは、グラフの線が下にあるほど料金が低いことを示す。

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LOOOPでんきは幅広いケースで安い

選定結果:LOOOPでんきが安い、でも楽天でんきの方がもっとオトク

結果として、意外なことに、基本使用料0円のLOOOPでんきがすべてのケースで安いという結果が得られた。LPIOでんきも、1月に300kWh以上使う場合は最安値に届く勢いである。が、300kWh以下しか使わない月ではLOOOPでんきに負ける。うちは300kWh以上使うことはないので、この比較ではLOOOPでんきが一番安くなる。

LOOOPでんきの特徴は次の通り。

  • 基本使用料無料、完全従量課金制。
  • 消費電力(アンペア数)を選ばなくて良い。他の電気会社で料金を下げようと思ったら、一度に使うギリギリの消費電流までアンペア数を下げることで、基本料金を下げることができる。しかしLOOOPでんきの場合、アンペア数によって基本料金は変わらないので、とりあえずMaxの60Aを選んでおけばいいからだ。

looop-denki.com

というわけでLOOOPでんきに決め…かけた、その時、

楽天でんきもLOOOPでんきと同じ料金体系で、さらに楽天ポイントが付与される、という内容を見つけた。

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確かにそうだった。

というわけで、うちは楽天でんきに乗り換えます。ケータイも楽天モバイルだし、結局資本の大きなところに集約されていくのかなぁ。

後日談:確かに安くなっていた

楽天でんきに乗り換えて1ヶ月、電気料金が月に1,000~2,000円安くなったことが確認されました。まず以下がENEOSでんきの請求書。250kWhで7,600円、300kWhで9,000円なので、280kWhでは8,500円くらいです。

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ENEOSでんきの請求料金

そしてこちらが楽天でんきの請求書。280kWhで7,900円なので、大体600円安くなっています。

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楽天でんきの請求書