私たちが無痛分娩による出産のための産婦人科を、東京の左下の方(目黒区、品川区、大田区、世田谷区)あたりで探した際の情報を晒します。いずれも、2018年初旬の段階で、各病院のホームページから拾ってきたものです。
いろいろ費用項目は病院ごとに分かれていますが、どの病院で出産したとしても、費用は100万円±10万円となります。実際にはこれに加えて時間外料金や謎の手数料を取られたりします。出産一時金が健康保険から42万円出ますから、実質的な負担額は50~70万円といったところでしょうか。
正直、値段は差別化要素にならず、結局通いやすさ、体重管理の厳しさ、母乳育児の強制具合など、普通の産婦人科を選ぶのと同じ基準で選ぶことになります。
ちなみにトップ画の背景は、退院前夜の我が子です。産院の支払いは現金オンリーという謎システムなので、計画的に現金を用意・輸送しましょう。
項目 | 東京マザーズクリニック | 田中ウィメンズクリニック | 等々力産婦人科 | 愛育病院 | |
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アクセス | 最寄り駅 | 上野毛または用賀からバス | 自由が丘徒歩4分 | 等々力駅徒歩6分 | 三田駅徒歩10分 |
営業時間 | 9:00~12:30/14:00~17:30 | 9:00~12:00/1:30~5:00 | 9:00~12:00/14:00~17:00 | 9:00~12:00/13:00~16:30 | |
休診日 | 木、日、祝 | 日 | 水、土午後、日 | 土午後、日 | |
費用 | 分娩料 | 600,000 | 460,000 | 850,000 | 740,000 |
硬膜外麻酔手技管理料 | 200,000 | 250,000 | 150,000 | 250,000 | |
食事/日 | 0 | 5,500 | 0 | 0 | |
新生児管理保育料/日 | 12,000 | 16,000 | 0 | 0 | |
産褥婦管理料/日 | 12,000 | 0 | 0 | 0 | |
部屋代/日(個室有りの場合は個室料金) | 29,500 | 30,000 | 0 | 35,000 | |
個室有無 | Yes | Yes | Yes | Yes | |
同伴者宿泊可否・料金 | No | No | No | No | |
新生児検診料/回 | 20,000 | 10,000 | 0 | 0 | |
産科医療保険制度加入 | 16,000 | 16,000 | ? | ? | |
時間外料金(深夜を想定) | 60,000 | 60,000 | ? | ? | |
6日間入院の場合の合計金額 | 1,036,500 | 910,500 | 1,000,000 | 1,095,000 | |
その他差別化要素 | 家族との面会13~20時 個室数? |
家族との面会13~21時 個室数 9 マタニティビクス 食事がヘルシー 体重管理厳しい |
家族との面会14~20時 個室数 11 |
家族との面会13~20時 個室数 30 母乳育児が厳しいらしい |
なお、「その他差別化要素」は主観も入っていますのであしからず。いずれも、最新情報はご自身で直接確認してください。
こうして金額の内訳を見ると、無痛分娩による直接の費用増の理由は、硬膜外麻酔手技管理料の15~25万円のみであることがわかります。それでもなお通常の分娩費用より40~50万円ほど高いのは、無痛分娩を提供している産院が、いずれも個室であることです。
実際に経験した妻の代弁をすると、個室や豪華な料理はいらないから、相部屋・安価で質のいい食事で、総額60~70万円くらいの無痛分娩のプランの需要が高いんじゃないかとのことです。無痛 = 個室、というのは、単に無痛のみを希望する層にとっては無駄にハードルを上げているだけではないかと。
その他の無痛分娩の経験談は以下にまとめています。