せっかくOculus questを借りたので、Star wars Vader Immortalをプレイしてみました。これはこれまでの映画ともゲームとも違う、それなりに衝撃的な体験でした。これは、買いです。
もくじです。
Vader immortal概要
- 対応機器はOculus RiftとQuestのみ
- 映画本編の外伝的な、新規3部作の1作目
- ストーリーの所要時間は1時間前後
- できることはストーリーと、ライトセーバー道場でひたすらトレーニング
- 1,000円弱の価格設定は安く感じる
舞台設定
Vader Immortalの時代設定は、シスの復讐とローグ・ワンの間。
- エピソードIII シスの復讐
- > Vader Immortal < ココ!
- ローグ・ワン
- エピソードIV 新たなる希望
部隊は惑星ムスタファー。エピソードIIIで、アナキンがオビ=ワンに戦って破れ、ダースベイダーに堕ちた星。溶岩が流れまくってるあの星です。エピソードIIIの直後って感じでもなさそうだけど、死んだパドメのことをまだ引きずっている感じ。なおこのゲームは映画を見ていなくても楽しめはします。
主人公(あなた)は宇宙船Windfallを操るやり手の密輸業者です。ドロイドの副操縦士ZO-E3とともに仕事をしていたところ、帝国軍の手によってハイパースペースから無理やり、惑星ムスタファーにある要塞に連れ込まれてしまいます。
そこで待ち受けているのはダースベイダー。 あなたはベイダーから、古代から伝わるある箱を開けてほしいと言われます。そして当然あなたの血筋には、その箱を開ける能力が備わっているのです。無事に箱を開けると、ベイダーは「お前を探していた。また戻る。」と言って姿を消します。
スターウォーズで、帝国軍の要塞にとらわれたらすることはただ一つ。そう、脱出です。あなたはZO-E3、そして囚われていたおっさんとともに、ベイダーのホームである要塞、そしてさらにムスタファー星の奥へと探検してゆきます…。
ネタバレはしないつもりですが、本作ではダースベイダーとは戦いません。むしろ共闘します。味方につけるとこんなに頼もしいやつはいない…ああ…いっそダークサイドに堕ちてもいいか…。
↓公式予告編はこちら↓
Vader Immortal - Official Episode Teaser Trailer | Star Wars VR Game
面白さ① 登場人物目線でスターウォーズに参加できる
自分の手でハイパースペースにジャンプできるとか、スター・デストロイヤーを見上げたときのデカさとか、ダースベイダーと対峙したときの背の高さ、威圧感とか…。2次元の画面の向こうにしか見えていなかった世界に飛び込めるなんて最高!3D映画とはまた違う、新たな映画の楽しみ方ができました。
以下はダースベイダーに初めて合うシーンの録画です。目線はだいたい自分の背の高さ(私は165cmくらい)なので、ベイダーは2mくらいある巨人なことがわかります。
[Oculus Quest] Star Wars Vader Immortal Episode 1 - Meeting Darth Vader
面白さ② ライトセーバーの殺陣が最高
本作はライトセーバーに特化しています。ストーリーの途中で敵と戦うシーンと、ストーリーと独立して用意されているライトセーバー道場(LightSaver Dojo)で使います。
このライトセーバー道場は、スキルアップを目指してひたすら修行するゲームです。エピソードIVで、ハイパースペースの移動の最中にルークが小さなドロイドを相手に修行するシーンがありますが、まさにあれを体験できます。
[ANH] Lightsaber Training (HD)
最初はドロイド1機のみですが、徐々にその数が増えていき、360度どちらから攻撃されるかわからなくなっていきます。攻撃直前に音がなる*1ので、瞬時にそちらに向いて防戦する、ということの繰り返し。まさに「考えるな、感じろ」の世界です。やりこんでいくうちに徐々に自分がジェダイに近づいていくのを実感します。
私は今のところレベル13より先に進めていませんが、どうやらこちらの動画によると最終レベルは40のようです(だいぶ体力使います)。また自身のHPを残してクリアするなど、ポイントを稼ぐことで、新しい色のライトセーバーを手に入れることができます。
Vader Immortal Lightsaber Dojo - Final Level - Oculus Quest gameplay
制作陣によると、Vader immortal3部作のうち、第1作の本作はライトセーバーに主眼をおいているそうです。そのため本編でも使える武器はライトセーバーしかありません。第2作はフォースに主眼が置かれるとのこと。どのようなアクションが可能になるか楽しみです。
面白さ③ VRの様々なアクションがてんこ盛り
中盤の、帝国軍の要塞を探検するシーンは、まるでリアル脱出ゲームのように目に見えるアイテムを駆使して先に進んでいく、いわばパズルゲームです。少しだけ例を挙げると、ダイヤルやレバーを操作して扉を開けたり、はしごやパイプを手で掴んで登ったり、ライトセーバーで障害物を取り除いたり…。
もちろん本当に困ったときには、パートナーであるドロイドのZO-E3が「その手に持っている物を使うんだ」とか「そのダイヤルを触ってみたら?」的なことを教えてくれます。
意外と面白いのは、一番最初の自分の宇宙船の中のシーンで、本編の進行に関係ない身の回りのアイテムを、様々な形で手に取れることです。
デフォルトの移動はテレポートモード(スティックを倒して移動したい地点を示し、スティックから手を離すことでその場所に移動するモード)なので、酔うこともありません。
まとめ
Vader Immortalは、よくできたStar Warsのゲームであるだけでなく、Oculus Questのあらゆる魅力をこれ一本で体験できる、ショーケース的ソフトです。他のチュートリアルと並べて体験してみると良いでしょう。
総合的なレビュー動画としては、こちらのYoutubeが非常によくまとまっています。
Vader Immortal Review | Oculus Quest | Experience Star Wars In VR
Oculus Questの購入は公式版からが安そうです。ソフトの購入はヘッドセット購入後に行います。
Quest本体を買うのに躊躇する場合は、レンタルもありです。