とりあえずVRを試す目的では、Rentioのレンタルはとても良かった、という話。
Oculus Questに興味を持ったきっかけは、勝間和代がVRで遊んでいる、とてもシュールな動画を見たことだったような気がする。
Oculus Questという、新しいVRゴーグルで、BEAT SABERというゲームを遊んでいる姿です。ゲーム中の音楽は切ってあります。
VRには元々興味があったので試したい。でもヘビロテするかわからないし、いきなり5万出して買うのは気が引ける。そこでレンタルサービスを検索したら、Rentioが良さそうだったので借りることにした。
Rentioとは、いろんなガジェットのレンタルサービスのこと。これまで高級カメラレンズ等を借りるのが主用途かと思っていたけれど、考えてみたら各種ガジェットも借りられる。Oculus questは64GBで実勢価格が5万円台後半なので、1割ちょいの値段で1週間試せる。
開封の儀
予約したら翌朝に届いた。
パッケージの中はこんな感じ。レンタルでも開封の儀は楽しいものですね。
なおRentioの箱には、返送用の伝票と、箱を閉じるためのテープまで付いている。何も買わなくてもそのまま送り返せます。便利。
セットアップ
Oculus questはオールインワン型で、ヘッドセットとコントローラーの他に機材を必要としない、非常にお手軽なキットです。あと必要なのはWifiくらい。Wifiへの接続等の初期設定は、スマホアプリ経由でストレスフリーでできた。
セットアップの過程でもうVRに飲み込まれる。一番最初のステップは、ガーディアンと言う、部屋の中の安全に遊べるエリアを指定する(推奨2m四方以上の広さ)というもの。それが現実の中に絵を描くような作業で感動した。感動ポイントが早い。
Oculus questのゴーグルには、自分が向いている方を把握するためのカメラが4方に埋め込まれていて、それで自分の部屋を認識しているみたい。
このカメラのおかげで、これまで向いている方向しか認識しなかったVRが、現実世界の平行移動(前後左右へ歩くこと)を認識するようになり(6DOF: ロールピッチヨーの回転に加えて、XYZ方向への平行移動で、合計自由度6)、楽しみ方が一つ広がったそうな。
最低限の課金でできること
実際に使ってみるまでわからなかったのは、レンタル代以外に、最低限のソフトの購入にかかる費用がかかるということ。これは試してみるまで盲点でした。
ソフトの課金無しでできることは、一通りのチュートリアルと、プリインストールされているソフトのデモ版。デモ版とは、操作方法のインストラクションを受けて、一番簡単な面を一つクリアしたら終わり、というもの。VRをとりあえず試してみたい、という方は、2泊3日でここまでやれば十分だと思います。
あ、ちなみにOculusは日本語対応しているソフトがほとんどありません。最低限の英語リスニング力が必要になります。
以下、無料で使えるソフトの紹介。
チュートリアルソフト2つ
どちらも同じような内容ですが、せっかくなので両方ともやっておくといいと思います。VR空間でのものの掴み方、投げ方、銃の撃ち方、別世界への移動、その他諸々のアクションを楽しみながら学べます。
釣りゲームのBait!
Bait! VR Trailer [Oculus Quest - Oculus Go - Gear VR]
最後までやっていませんが、フルで無料のゲーム。釣り場の映像が綺麗ですし、それなりに臨場感もあります。ひたすら釣るだけのゲーム。
オンラインゲームポータルのRec room
Rec Room - Oculus Quest Reveal Trailer
自分のアバターを作って、ドッヂボールとかペイントボールによるサバゲーとか、その他様々なミニゲームが遊べるゲームです。プレイ中、デフォルトではヘッドセット内臓のマイクがONになっていて、VR空間で他の人と会話することができます。ゲームの質はイマイチだけど、仮想的に人と会うという意味では一番これが未来を感じたかも。
VR音ゲーの真骨頂 Beat saver
'Beat Saber' – Hardest song on Expert
冒頭で勝間和代が遊んでたゲームがこれです。正直一番楽しめました。かなりいい運動にもなります。下手にジムで有酸素運動しているならば、これ買ったほうが安上がりかもしれません。
ブラウザで遊ぶ無料のBeat saver Moon rider
無料版Beat saverがこちらです。Beat saver向けに作られた譜面を活用して、ブラウザで動くようにしたもの。Beat saverがオリジナル曲中心なのに対し、Moon riderはよく知られた曲に譜面をつけています。個人作家が活躍するPC版の音ゲーのようなものでしょうか。PCブラウザでも体験できます。気になる方は下記リンクから。
まとめ
Oculus questはじめ、VRガジェットの購入を迷っている方は、Rentioのレンタルはアリです。ここまで紹介してきても思いましたが、VRはいくら読んでも聞いてもわからない。体験するしか伝えようがないのです。
Oculus questのクオリティは、おそらくあなたの想像を超えています。まずは軽い気持ちで、2泊3日くらいで借りてみると良いでしょう。