30代半ばにして、TOEICの人生最高スコアを更新しました。900点超えは試験当日の実感としてもあったので、かなり達成感あります。
今回のTOEIC受験のポイント
- 受験動機は転職先の昇進要件を満たすこと
- 育児と半年間のテスト対策を両立した
- 今回のTOEIC受験のポイント
- 現実的な計画を立てられるのは年の功
- 模試に始まり模試に終わる
- 育児しながら時間確保
- 勉強場所も確保
- 語彙は結局DUO以上のものは出なかった
- 英語での勤務経験が効いた
- 受験当日の小アドバイス
現実的な計画を立てられるのは年の功
今年の夏までにTOEICで自己最高スコアを取得すること、というのは年始の段階で決めていました。その際に書いた所信表明が以下の記事(別のブログを立ち上げました)。
大枠として、800点台からの100点アップが目標でした。そのためには、これまで避けていたTOEICのためのテスト対策も厭わないこと、弱みを最初に把握してちゃんと時間をかけて対策するよう、計画を立てました。
模試に始まり模試に終わる
難易度、問題の質ともに、以下の問題集は完全なシミュレーションになりました。2回分のテストが含まれているので、勉強の最初期に1回目をやり、本番直前に2回目をやりました。
ちなみにこの問題集は、2回目の模試をやったその日にメルカリで売りました。TOEICの教材は良い値段で売れることも発見でした。
模試で確認したのは、リスニングの受け方やリーディングの時間配分です。特に以下の点が弱点であることがわかりました。
- リスニングのPART 3, 4の、会話やスピーチの後に質問に答えるタイプの問題には慣れが必要。リスニングを聞きながら問題を解き、それを正確にマークする、という作業を同時並行で行わないと点が取れない。
- リーディングは長文の問題数が多いので、確実に全部終えるペースを掴む必要がある。どうやら僕にはあえてPART 7から開始するのが良さそう。
- PART 5の短文穴埋め問題は、基本的な文法は良いが、語彙を問う問題と、一部の仮定法などで点を落としうる。
そのため対策として、以下を念頭に置きました。
- PART3, 4, 5を中心に、パートごとに時間をかけて対策する
- 結果は当日の集中力にかなり左右されるので、体調とメンタルを整える
育児しながら時間確保
子育てしながらの業務外の勉強は、その時間を確保するだけでも一苦労です。
今回は縁あって、AEONのオンラインでのTOEIC対策講座を受講しました。これは毎週1時間ずつ、TOEIC各パートの練習問題とその解説をこなしていくものです。
毎週決まった曜日(私は週末の夕方に受けていた)に受講するのでスケジュールの見通しが立ちやすく、時間確保のための家庭内調整もやりやすかったです。結果的に、サボらず継続して勉強の時間確保ができました。おそらく独学だけでやろうとしていたら、トータルの勉強時間はこれより遥かに短かったただろうと思います。
ちなみに私が受講したのは、TOEIC 700点を目指すStrategiesというコースでした。教材は実際の問題よりやや難しく、ちゃんと歯ごたえがありました。
勉強場所も確保
試験直前の追い込みにはコワーキングスペースを活用しました。自宅、図書館、カフェなど色々選択肢はありますが、環境が整っていて長時間集中できる場所、となるとコワーキングスペースは有効な選択肢でした。
語彙は結局DUO以上のものは出なかった
語彙がネックだということは認識していましたが、蓋を開けてみると受験で勉強したDUO3.0以上の単語を問われることはありませんでした。まれに出題されるのでしょうが、その2-3点のためにマニアックな単語の勉強をすることは、なかなか体が動きませんでした。
英語での勤務経験が効いた
身も蓋もない話ですが、英語での職場経験がTOEIC高得点への最大の近道だと思います。
私は外国人の同僚とプロジェクトを進めた経験や、外国のベンダーとの取引などの経験があります。
例えば「議事録」をMeeting minutesということは、受験英語ではまず出てきませんが、実際の職場ではすぐに覚えます(覚えざるを得ません)。そして「誰が議事録を取るの?」みたいな会話は現実の職場でもTOEICでも頻出です。TOEICは面白くない試験ですが、実際に出てくるシチュエーションは結構よくできています。
受験当日の小アドバイス
選挙時期の受験は避けたほうが良い
今回の受験(2022/06/26)は参院選の選挙活動の最中でした。幸い私が受けた会場は影響を受けませんでしたが、受験者は会場を選べないので、選挙後に受けたほうが無難です。
持ち物の意外な落とし穴
私はApple watch愛用者なので、普通の腕時計がなくて困りました。持ち込める時計は腕時計のみで、置き時計は認めない、と明記されており、事前に確認をおろそかにしていた私は、当日時計のない会場で時計無しで試験を乗り切りました。
100均でも腕時計を売っているようなので、必要経費と思って買って持ち込んだほうが良さそうです。