今年やりたかったことのうち、「家族でサンライズに乗る」をやってきたので簡単なレポートを。結論からして、3歳児連れのサンライズは「全然行ける」です。
先にまとめ。
サンライズとは?
東京から出雲と高松を結ぶ、日本最後の夜行列車です。東京から出発した場合、岡山で切り離され、出雲と高松にそれぞれ向かいます。
JRはどんどん夜行列車を減らしていること、1998年の導入から20年以上経っており、サンライズの寿命も長くないかも?と思ったことから、あまり先延ばしにせず乗ってみることにしました。
乗ったのは「のびのびシート」でした
サンライズの座席は、大きく個室と雑魚寝席(のびのびシート)に分かれます。個室はさらに、ツインとシングルがあります。
子連れだし、周りに迷惑かけるかもしれないと思ったので個室が良いと思っていました。しかし個室のチケットは激戦で、取れませんでした。
サンライズのチケットは、JR西日本の予約システム「5489」で、乗車日の1ヶ月前の同日10:00AMから予約することができます。しかし個室のチケットは、乗りたかったのは比較的閑散期と思われる10月だったにもかかわらず、10:00AM+30秒に購入画面にたどり着いたときにはもう既にすべて埋まっていました。おそらくみどりの窓口とかで粘らないとだめなんだと思います。
私は結局、近畿日本ツーリストでチケットを買いました。近畿日本ツーリストなら、1ヶ月以上前に予約を申し込むことができます。
旅行代理店経由で買うことの制約は2点あります。
1点目は、この手段で買えるのはのびのびシートだけであること。
2点目は、ホテルと帰路の新幹線もセットで買わなければならないこと。これは移動の選択肢を狭める点でデメリットとも言えます。
しかし私は、平日朝にチケット購入のストレスを受けることを回避したかったので、まぁやむなしと判断しました。
車内の様子
思ったより清潔で、一人あたりのスペースも広く、快適でした。
サンライズはすべて2階建てです。1階あたりの高さは、家の3歳児(だいたい95cm)がかがまずに踊れるくらいでした。
備品としてはシーツにくるまれた毛布が1人1枚置いてあります。かけるもよし、敷くもよし。車内は暖房が効いており、気温は体感ですが20℃弱くらいかと思います。大人は毛布かけたほうがよく寝られます。
子供は毛布を敷布団にして寝ていました。普段から布団かけていないこともあり。
車内は真っ暗にはなりません。23時頃電気が暗くはなりますが、廊下の電気はついたままです。また同じころまでいくつかの駅に停車し、そのたびに車内アナウンスは流れます。ただしいずれも、睡眠の妨げになるとは感じませんでした。電気はついているものの暗く、また車内アナウンスの音量も控えめだったため。
ちなみに個室だと以下の感じです。こちらはどうやら、備品として毛布に加え、枕とパジャマ的なものもあるんですかね?
さて、サンライズは朝6時頃岡山駅に到着します。ここが朝最初の車内アナウンスとなり、ここで目が覚めました。
岡山駅では高松行きと出雲行きの車両が切り離されます。切り離し、大人気でした。
私が乗ったのは10月後半だったので、岡山ちょい前に起きたあと、高松に向かう最中でサンライズからSun riseを見られました。よく名付けたなー。
あってよかったグッズ
子連れという観点で、特段あった方が良いものはありません。いつもの旅行グッズで十分かと。
大人のグッズとしては、以下の記事を参考に、アウトドア用のマットを持ち込みました。
こんなやつ。広げると勝手に膨らむやつ。
のびのびシートの備品は毛布だけとお伝えしました。この毛布、大人は結局上にかけるのに使います。そうすると下に敷くものがあったほうが、やはり快眠につながると思います。
難点は大きいこと。サンライズは多くの人が片道だけ使うと思います。その片道の快適さのためだけに、この大きなマットを持ち歩くのはやや面倒。なので私は、高松駅についた直後に、駅内のコンビニから自宅に向けて宅急便で送りました。不要な分はサンライズ車内からメルカリで売り、これも同じくコンビニから発送しました。便利な時代になったものです。