ぽよろぐ

30代半ば、一児の父、技術営業職。仕事のスキルを家庭に持ち込むのが好き。

外資系、特にビジネスサイドのキャリアの基礎

世の中にはキャリアも築きやすいし稼げる仕事というのがいくつかあり、外資IT業界というのがその典型だと思います。

なぜこの業界の人がキャリアを築きやすいのかと考えると、日本進出をしてくる企業で求められるロールが企業を問わずある程度定型化されており、なにか行き詰まったときなどに転職しやすいからだと思います。同時にキャリアパスを自発的に考える文化があるので、そのロールの中でのスペシャリスト思考になる人の割合が多い。

 

私自身はJTC→国内ベンチャーという経歴で、外資で働いたことはありません。ただ、今日、国内進出してきたばかりのMAツールのマーケ担当の方とお話する機会があり、彼女のキャリア目標が驚くほど明確だった(今後マーケでAPACマネージャーを目指しており、キャリアパスや身につけるべきスキルをそこから逆算して考えている)ので、なぜそこまで明確化できるのか考えてみたく、今回の記事をまとめてみました。

 

外資企業内のロールは、以下のあたりに標準化できるかと思います。

  • マーケティング
    • コンテンツ作成とオペレーションどちらもできると強い
  • 営業
    • いわゆる法人営業が主
    • 規制官庁と交渉が必要な場合は専門の部隊を置く場合もある
    • BizDevと呼ぶ場合もあるが、その定義が難しい
  • コンサル
    • 営業の延長線上の職種で、より会社が攻める対象とする業界に詳しく、深い洞察を元にソリューション提案できる人
  • フィールドエンジニア
    • 営業やコンサルを技術的にサポートする人で、製品を顧客向けにカスタマイズしたり、デモを構築したりする人。製品開発はほとんどしない。
  • カスタマーサクセス
  • 人事
    • 主として採用担当かと
  • バックオフィス(経理、総務など)
  • 法務(ただし概ね外部委託)

上記を縦軸とすると、横軸にはその企業の国内進出の規模によって求められる専門性の細かさや動き方、また求められる語学力などが配置され、この業界で働く人はそのプロットの中でどこを極めていくか決めるのだと思います。

 

基本的に上記のプロットは日系企業(特にジョブディスクリプションが明確なスタートアップ)でも一緒で、違いはロールとして製品開発を国内のチームに含むか否か。国内進出を始めたばかりの外資系企業は、日本にエンジニアリングリソースを置くことはまれなので、上記には含めませんでした。エンジニアが割よく仕事しようと思うとサイズを問わず日系企業か、外資のメガベンチャーになると思われます(が、この記事ではあまり深く触れません)。

 

あとは業界軸もありますが、日本に進出してくる外資系企業はそんなにニッチな市場を狙ってこないので、大体いい条件の求人はマーケツールとか営業系ツールとか、比較的汎用的に道具として使われる製品を扱っている会社になり、転職をする際にそこまで業界依存はないのではないかと思われます。

業界依存があるとすると、例えば日本では大きなマーケットとなっている製造業向けのツールで、これは開発プロセスを知っている人がコンサルやソリューションアーキテクトとして活躍できる、割とニッチなポジションになります。

 

上記のように、業界ごとの構造を若いうちに意識できており、その中で主体的に自分のポジションを取っていけると、キャリア迷子になりにくいのだと痛感した次第でした。