ぽよろぐ

30代父の書く、育児のこと、お金のこと、仕事のこと。

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【体験談】新型コロナの厄介さはPCR検査で陰性だと証明するまで社会活動を停止しなければならない点

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まとめ

  • コロナはインフルや他の風邪と異なり、かかっていない、または完治したことをPCR検査で証明するまで社会活動をすることがはばかられる。具体的にどのくらい休まなければならないのかまとめた。
  • PCR検査で陰性だったとしても、結果が出るまで最低2日間、家族全員が仕事も保育園も全部休むことになる
  • PCR検査が陽性だったら、自宅療養を開始してから最低2週間、ほぼ間違いなく家族全員が仕事も保育園も休むことになる

体験記・体調不良当日

仕事始めを2日後に控えた1月3日の朝、妻が強い倦怠感を訴える体調不良に陥った。味覚はある。基本平熱だが、タイミングによって微熱がある。潜伏期間を考えると、年末に出社し、同僚と一緒にランチを食べたあたりが疑わしいという。本人はもうコロナだと思っている。

慌てて最速でPCR検査を受けられる病院を探す。PCR検査は医師の判断で健康保険の補助が出るか否かが決まる。補助を受けられない場合は全額自費で検査を受けることもできる。

今回の検査の目的は、妻がコロナ陰性だと証明することにあるので、最悪自費でPCR検査を受けられる病院を探す。この時点で医師の判断がないとPCR検査を受けられないファストドクター は選択肢から外れた。余談だが、ファストドクターは当日夕方ではその日の往診が既に埋まっていた。

東京都や区の窓口に電話を掛けるものの、症状の軽さや年代、既往歴がない点などからトリアージの対象とならず、口を揃えて「かかりつけ医を受診してくれ」と言われる。普段かかっているかかりつけ医は2日後の1月5日から診察開始だった。かつてママ友ネットワークで仕入れた情報を元に1月4日から開いている病院を見つけ、ネット予約完了。

1月4日は子供を保育園に預ける予定だったので、PCR検査の結果が出るまで休ませることにした。子供は妻との一番の濃厚接触者だが、毎日元気に遊んでいる。

職場にも同様の連絡をする。年末年始を一緒に過ごした私の両親には、PCR検査の結果が出るまで何も言わないことにする。これについては後述する。

体験記・PCR検査受診~結果判明まで

PCR検査は1月4日の昼に受けた。結果が出るのが最速で翌1月5日の日中、もしかしたらその翌日の1月6日の朝までかかるかもしれないと言われた。この記事を書いている時点では結果待ち(1月6日お昼更新:陰性でした!)。なぜか再検査というのに何度か回されていたらしい。

なお合わせて抗原検査というのも受けた。これはその場で結果が出て、陰性だった。ただし抗原検査が陰性でもPCR検査が陽性の場合がある(PCR検査のほうが精度が高い?)ということで、PCR検査の結果が出るまで自宅療養と言われた。抗原検査は通常インフルエンザの識別に使われる検査なので、コロナがインフルエンザ程度の扱いになったら抗原検査結果のみで大丈夫なんだろう。

子持ち家庭では、配偶者が子供の面倒をみるしかないので、体調不良発覚からPCR検査結果が出るまでの最短2日間は、患者とパートナー両方の仕事と、子供の通園/通学をあきらめる必要がある、というのが覚えておくべき点。

体験記・家庭内感染予防の取り組み

妻が「コロナかも」と体調不良を訴えた時点で、陽性として扱うことにした。この時点で私も子供も濃厚接触者だが、とにかく隔離を始める。やったことは以下。

  • 自宅内でも大人二人ともマスク着用。
  • 寝室、トイレ、食事場所を分ける。あらゆる飛沫が付着しうるものは全て分ける。
  • タオルや寝具カバー等、洗えるものを全て洗う。洗い後は乾燥機を使って高温で殺菌効果を期待する。
  • 食器もこまめに洗う。洗い後は食洗機の乾燥機能で殺菌効果を期待する。
  • 拭けるところは除菌シートでこまめに拭きまくる。
  • 洗濯と換気をこまめに行う。
  • 何かと石鹸で手を洗う。
  • 家事、日中の育児のたぐいは全て私が行う。ただし寝付かせは妻でないとできないため、子供は夜は妻と一緒に寝る

色々洗いまくるので、手がすぐにガサガサになった。コロナ対策グッズにハンドクリームは必須である。

少なくともうちの1歳児の場合は、感染疑いのある妻と完全に切り離すことはできなかった。無理に切り離したとしても、それによるダメージのほうが大きいと思われた。その子の世話を私が日中するわけだから、上記の感染対策の意味がどこまであるか、自分でも疑問である。とにかく自分と他人の直接の飛沫接触を避けることを意識する。

しかし上記の対応を毎日厳密にやろうと思うと、家庭内がかなりピリピリする。毎日家中すべてのタオルを洗うだけでもそこそこハードルが高い。患者はただでさえ精神的にまいっているので、当人に優しくできる精神的余裕を持てる範囲内で対策を取れると良い。

調べ物・PCR陽性だったときの職場復帰の基準

妻が「コロナかも」と言い始めた時点で、最悪の時点を想定して色々と調べた結果、2021年1月初頭時点では、コロナ陽性者がどういう状態であれば社会活動を再開してよいか、のはっきりした基準が簡単に見つけられないことに驚いた。

おそらく現時点で正しいソースは、厚労省が2020/5/1に出したこの通知。これによると、以下のいずれかの条件を満たすことが復帰の条件だという。

  1. 症状が軽くなってから24時間後にPCR検査を受け、さらにその24時間後に再度PCR検査を受けて、2回とも陰性である場合
  2. ただし1. のようにPCR検査を受けるのが難しい場合、自宅/隔離/入院療養開始から14日間経っていること

(この通知はWebで公開されているどっかの健保の通知から見つけた。厚労省HPからたどり直そうと思ったが、見つけられなかった。この先感染者が増えると問題になるかと。)

前述の通り、小さい子がいる場合、家族全員の濃厚接触は避けられない場合が多い。小さい子がいる核家族では、年代的に重症化リスクは低いので、2週間はあきらめて自宅療養の時間と割り切る他なさそうだ。

その他メモ

  • PCR検査を受けるのは自己申告制である。今回も、妻が「コロナかも」と口にしさえしなければ数日休んで終わったかもしれない。元気な自分の仕事と子供の保育園を休ませてまで自己隔離するのに躊躇がなかったわけではない。正直、PCR検査結果街の状況で子供を保育園に預けても誰もわからない。コロナ対策は各自の良心に委ねられていると感じた。
  • PCR検査結果が出るまでの最低2日間、他の濃厚接触者は普段どおり生活を続けている。コロナの感染疑い段階で濃厚接触者に連絡しても、確定した結果が出るまで、連絡された方も居心地の悪い時間を過ごすしかないので、結局結果が確定するまで何もできない。人と会う機会を減らす以外に根本的な予防策はない
  • 体調不良になった時点で最低2日、または14日以上仕事を休まざるを得ないリスクを考えると、雇用主としてはリモートワークなりにして感染リスクを下げるのが最も生産性が高い働き方なのだと思う。リモートワーク体制にしておけば、陽性になって回復してからの隔離期間にも働くことができる。
  • 既往歴がなく、症状も軽い若い世代は、おそらく入院ではなく自宅かホテル療養になる。家族持ちの場合、パートナーが食事を用意してくれうることを考えると、自宅療養が一番幸福度高そう。
  • 以下の記事にもある通り、この先どんどんまともな治療は受けられなくなりそうなので、なるべく感染リスクは下げましょう。

tatsumo77.hatenablog.com