ぽよろぐ

30代父の書く、育児のこと、お金のこと、仕事のこと。

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2週間で家を買った話 ~準備編~

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こんにちは。都内在住の共働き夫婦です。

この度、妻の第一子妊娠発覚を機に、家を買う!と決めてから、6軒の内見を経て、2週間で売買契約までこぎつけました。夫婦ともにベンチャー勤務(夫に至っては20名ちょいの弱小ベンチャー)ですが、無事住宅ローンの本審査も降りました。購入したのは中古物件で、前のオーナーさんがホームシアターセットも置いていってくれることになりました。

この先引き渡しまではそれなりにありますが、短期間にもかかわらず、かなり納得のいった取引ができたので、やったことを記しておきます。

賃貸か持ち家か?

私たち夫婦は、最初は賃貸派でした。この先首都圏直下地震がほぼ確実に起こると言われているのに、家を持つなんてリスクの塊じゃん、と考えていました。ちきりんのこの記事も印象に残っていました。

d.hatena.ne.jp

家を買おうという話になったのは、第1子妊娠の発覚がきっかけでした。

お互い山手線沿いに通勤する我々にとって、通勤時間に時間をかけるのはアホらしい、ともいう点でも意見が一致していました。そのため、今は山手線の駅まで10分くらいの駅の1LDK賃貸物件に暮らしています。

この通勤時間を維持したまま、子供も住める広さの家を借りるとなると、安くても15万/月くらいの家になります。また、地震を気にすると、少なくとも新耐震基準を満たした、なるべく築浅の家に住むことも条件になります。1970年代に建てられたリノベーションマンションとか、リスクの塊にしか見えません。…というわがままな条件を足していくと、賃貸ではどうしても許容できる月々の出費を超えてしまいます。

そこで、資産価値の落ちなさそう、かつ、新耐震基準を満たした築浅の中古物件に絞って、いい条件の家があったら買おう、だめならしばらく賃貸で様子を見よう。買うとしても、売って極力損がでなさそうなところを買おう。ということになりました。

マンションか戸建か?

結論から言うと私たちは中古の戸建にしました。月々の管理費を払うのが嫌だったことが主な理由です。が、戸建はその分設備管理を自分でする責任もありますし、ここに関しては本当に人それぞれだと思います。

物件さがしの優先順位

家探しで一番気にしたのが、資産性があること。子供が順調に育った20年後でも、家が売れうることでした。実際このエリアで中古物件を探し始めてみると、条件が良くて築20年以内くらいであれば、そこそこの値段で取引されていることも把握できました。

私たちが物件探しで気にした要素は、優先度の高い順に次のとおりです。こういうリストは、家探しの最初にきっちり作っておくと、効率が全然違います。

  1. 利便性…駅徒歩10分以内にこだわりました。他には、あまりにも区の端っこにあると保育園に通いづらくなる、とか、小学校までの近さ、とか、スーパーが徒歩圏内、とか。
  2. エリア…近隣で再開発がされている、とか、急行や特急の停車駅である、とか、教育に力を入れている、とか。資産性という点では、ここまでで大枠が決まります。ちなみに私たちは、賃貸で二人暮らしを始める際に、主に通勤時間・待機児童率・街の雰囲気、の観点で、住むエリアをすでに決めていました。今回家さがしがはかどったのはこの点も大きかったです。
  3. 築年数…1981年に策定された新耐震基準に適合していること、住宅ローン控除対象の築20年以内であること、その上で新しければ新しいほど良い、って感じでしょうか。ここまでの3要素で絞るだけでも、かなり物件数は限られてくると思います。
  4. 地盤の良さ地震を気にする場合、古くからあるお寺が近くにあるってのは地味にポイント高いです。あと、都内は全体的に標高が低いので、台の上にあるだけで水害からは安心できます。広島の洪水もハザードマップ通りだったし、住むところを選ぶには、ハザードマップには絶対目を通すべき。

    www.sankei.com

  5. 価格帯…自分たちが買う際もそうですし、出口戦略として売ったり貸したりする際にも効いてきます。自分たちの住みたい家は、自分たちと同じような層も住みたいはず。値段が高すぎず安すぎないこと。例えば売れば5,000万円、貸せば20万円/月のマンションAがあったとしても、購入価格がマンションAの1.5倍のマンションが、売る際に7,500万円、貸す際に30万円になるとは限りません。
  6. 日当たり…悪くないこと。曇りの日に内見に行っても、1階の部屋でもそこそこ明るいこと。

逆に気にしなくても良いと思った要素は次のとおり。

  1. 新築であること…買った瞬間に2割価値が下がる新築にこだわるのは、見栄というか昭和的というか、とにかく私たちの価値観には合いません。
  2. 工務店のブランド…良く知られている設計者、会社が、見た目のデザインだけでなく品質的にもいいデザインをするとは限らないことは周知の通り。

    toyokeizai.net

  3. 設備・内装…どうせ劣化するし、リフォームでなんとでもなります。数100万あれば大抵の家はフルリフォーム可能です。自分たちで考えて行うリフォームは、新築の注文住宅を考えることと同様に楽しいです。
  4. マンションの階数…新築時に値段の高い高層階が、将来も高値だとは限りません。マンション高層階は実勢価格に比べて固定資産税が低いので、相続目的や投機目的で購入する人が多く、住居目的で買う人の手が出にくい値段設定になってしまっているのも現実です。

夫婦での合意形成のコツ

高額の買い物になる住宅購入は、夫婦間でのお金の話を避けて通れません。私たち夫婦の間には、お金に関してタブーはありません。お互いの懐事情は、全てマネーフォーワードの有料プランに登録して、1つのアカウントで全て共有しています(無料プランだと口座数が10個までしか登録できない)。そのため、家の予算をいくらにする、という点については割とすんなり決まりました。

家選びでありがちなのは、内見に行けば行くほど住みたい家のイメージが変わること。これにいちいち付き合ってたらいつまで立っても住む家に求める条件が定まりません。おすすめなのは、二人で合意した家の条件を、共有文書に書いておくこと。僕らはGoogle docsに家への条件を書き下していました

自分たちなりの優先順位が決められたら、続いて内見~契約編にどうぞ。