2週間で選んで買った家に、年末に無事に引っ越すことができた。
かなり神経使って引っ越しの準備したかいもあり、入居後1ヶ月立たずしてあらかたの装備が整った。忘れないうちに、工夫したことをメモしておく。
引っ越しとは仕事で言うところのロジスティクスである。計画と当日の実行が全てだ。
計画には以下の要素が含まれる。
- チームメンバーの能力把握、役割分担
- 引っ越し作業全体の把握
- 不要品を捨てる
- 引っ越し当日
- 整理整頓
以下、順を追って整理する。
チームメンバーの能力把握、役割分担
妻との引っ越しは2回目なのだが、実は前回の引っ越しでは作業分担を巡って大喧嘩した。お互いがお互いに対して期待していたように動かず、結果的に私がほぼ全ての作業の尻拭いをするような形になった。
そのため、今回は役割を明確に分けるところから始めた。
具体的には、妻は部屋のコンセプトやインテリアの選択など抽象度の高い作業を担当し(会社で言うところのCEOの役割)、私がロジおよび諸々の実務を担当した(会社で言うところの下々の者)。お互いに対する期待値を、お互いが得意なところに思いっきり振ったこと、責任を明確にしたことで、作業効率があがった。
引っ越し作業全体の把握
引っ越し管理タスクマネージャーが便利だった
引っ越しに付随して必要になる、電気やガスの切り替えなど、一連のタスクを最初からリストにしておいてくれるアプリが重宝した。
計画書の作成
Google docsで引っ越しの計画書を作成した。計画書には、下記を含めた。
- 部屋ごとのコンセプト、レイアウトの明文化
- 今持っていて捨てるものリスト
- 新たに買うものリスト
- 部屋ごとに置かれるもののリスト
- その他確認事項
この計画書のおかげで作業把握がスムーズになると共に、妻とのコミュニケーションも円滑だった。
計画書には部屋のレイアウトも挿入した。フリーの3D CADソフトは、建築系の仕事をしている弟からの助言により、SketchUpを採用した。
ジモティーを使って粗大ごみが全部売れた
ジモティーとは、メルカリの対面版のアプリである。
メルカリだと、大きなものを売るには配送料が馬鹿にならない。一方でジモティーは、同じエリアに住んでいる人同士での対面での取引を前提としている。粗大ごみに出すにはお金を払って引き取ってもらわなければならないが、ジモティーでは無料で出すとほぼ確実に引き取り手が見つかる。もちろん有料で売ることもできる。
今回の引っ越しに伴って10品ほどの粗大ごみが出たにもかかわらず、なんと全てジモティーで引き取って頂いた。びっくりしたのは使い古した自作の宅配ボックスに要望が殺到したことだ。
引き取りに来たのは、大半が家族持ちのお父さんお母さんだった。皆さんいろいろ工夫されているんですね。
引越し業者に関して
引越し業者選びの相見積もりがとにかくうざかった。5社ほど相見積もりをとって、最も安く、営業の対応が良く、クレカで払える会社に決めた。数万オーダーの引っ越しのために、営業にかける人件費がもったいないと思うくらい。
荷詰めは思ったより重労働だったので、多少金がかかってもいいから、引越し業者に全部任せても良かった。
引越し業者に任せるメリットは、引越し当日まで何もせずにいられること。これはでかい。デメリットは、今あるものを全て梱包するので、モノが減らないこと。
引越し後の整理整頓のコツ
ハウスウォーミングパーティをすると早く片付く
引越し後、3週間目の週末に、知人を招いたハウスウォーミングパーティを開催した。これに向けた準備で、少なくともリビングの片付けはかなりはかどった。
↑パーティ直前の我が家の様子
小物の配置は金で解決するのも良し
引っ越しのために荷造りをしていると、キッチン用品や、棚に無造作に置かれていた小物など、定位置を定義するのが面倒くさい小人たちが部屋のあちらこちらにいることに気づく。この人達の定位置を決めようとすると、かなり精神を削られる。
こういうときは、収納グッズをどんどん買って、金で物事を解決すると楽だ。DIY等で工夫するのは、そのあとでよい。
↑無印で買ったポリプロピレン製のコの字型ケースで食器棚を整理