私は国内外株、NISA、iDecoに加えて、Wealthnavi、THEO、鎌倉投信に手を出している。サラリーマンなのでメインの所得は給与所得だ。
証券口座はいずれも特定口座(源泉徴収あり)にしていれば、確定申告は不要だと思っていた。が、調べた結果、追加で数万円還付されることがわかった。
これは、そんな私が、来年以降確定申告で迷わないための記事。
複数口座間の損益通算について
私の昨年の成績は、Wealthnavi、THEO、鎌倉投信いずれも負け越し。一方で、個別株で利益が出ていた。これらの口座間の損益通算を、確定申告を通じてすることができる。
WealthnaviやTHEOは、一度買ったらその銘柄を持ち続けるのではなく、定期的に「リバランス」といって、年間思った以上の額の売買をしている。ホーム画面の現在の損益に惑わされず、年始に発行される「特定口座年間取引報告書」を確認すること。
今年は、ロボ投信合わせて3万程度の損失、個別株で10万程度の利益が出ていたので、合算して3万程度還付金が返ってくる計算になった。これは大きい。
なお、通算の結果、全体としての損失は出していないので、損益の次年度への繰越は行わなかった。
このあたりの詳細は、こちらの記事がわかりやすかった。
こちらは本家THEOのブログ。
譲渡損益に関する国税庁のページはここ。
配当控除について
私は所得額が330万円以下のクラスだ。所得が330万円以下だと、配当控除の申請をしたほうが得である。その際課税区分は総合課税とすること。このあたりについては、こちらの記事が最もわかりやすかった。
なお、配当控除は国内株式および国内投信が主な対象である。WealthnaviやTHEOは保有銘柄のほとんどが国外株式または国外投資信託等であり、配当控除の対象とならない。そのため、WealthnaviやTHEOにのみ投資している場合には、配当控除の申請をする必要はない。
所得が330万円以上の場合については、自分がそうなったときに考える。また、配当控除で得られる控除は、配当の10%である。配当控除をする労力に比べて、返ってくる金額が小さい場合、配当控除は無視するのも手である。
外国税額控除
外国株/投信の配当の10%分かかっている、現地の税金が控除されるというもの。これは今年は何もしていない。そのうちやる気が起きたときに、このあたりの記事を参照しながら試してみる。
おまけ:各サービスの年間取引報告書のありか
- Wealtnaviの取引報告書は、「お客様情報」→「交付書面」ではなく、「取引履歴」→一番下の「電子交付サイトへ」で見ることができる。
- THEOの取引報告書は、「メニュー」→「その他」→「運用報告書類」の中に埋もれている。
- 鎌倉投信に至っては、取引報告書は紙で年始に郵送されてくるのみで、電子交付はない。
その他:確定申告TIPS
- マイナンバーカード + カードリーダー + e-TAXの組み合わせで行う確定申告が、とにかく楽だ。誤りを見つけた場合、すぐに修正してそのまま再送信できる。確証もほぼ何も添付しなくてもいい。還付金額もその場で計算されるため、「総合課税がいいか、申告分離課税がいいか」など結果を確認しながら選択できる。
Cateck USB接続 接触型ICカードリーダー・ライタ 電子申告(e-Tax)対応住基カード対応 ブラック
- 出版社/メーカー: Cateck
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログを見る
- 年間10万円を超える高額医療費も控除対象である。虫歯の治療や、妊娠・出産など、保険適用外の高額治療をした場合は、レシートを保管しておくべき。
- いつまで国のWebサービスはIE指定をしてくるのか。